2023年5月4日、中国国家市場監督管理局は「医療美容業界の監督を一層強化するための指導意見」(以下「指導意見」と略称する)を公告しました。「指導意見」は、全体的な要求、医療美容業界への参入管理の強化、医療美容の事中・事後への総合的な監督管理の強化、関連分野・業界への監督管理の強化、及び組織の面の指導の強化の5つの部分に分かれている。
今回公布された「指導意見」によって、医療美容サービスが医療活動に該当するため、中国の衛生健康行政部門により承認された「医療機関許可証」(注:「医療機関営業許可証」と同等)あるいは「診療所届出証」を法に基づいて取得していない場合、医療美容サービスを提供してはならないと強調されている。
中国省級の衛生健康行政部門は、その他の監督管理部門と共同で、医療美容業界のリスクである問題点を整理し、ロケーションに応じて、医療美容診療活動、医療美容経営活動、及び医療美容用薬品・医療機器等に対して重点的に監督管理を行う。
また、関連部門は、医療美容相談・診療指導への監督管理を更に強化し、法に基づき「医療機関許可証」または「診療所届出証」を取得していない美容機関に対し、医療美容相談・医療指導を行うことは固く禁じられている。オンライン・オフラインを問わず医療美容相談・医療指導を行い、インターネットを利用して医療美容知識普及など医療美容に関する専門的な情報を公開することも厳格的に禁止されている。
「指導意見」の目的は、医療美容市場の事業者の参入管理を最適化し、事中・事後の監督管理を強化し、各部門の総合監督管理を深化し、医療美容業界の発展に適した恒常的な監督管理体制を健全化し、監督管理によって発展を促進する良好な態勢を形成することである。
本指導意見の和訳版👇
原本確認👇
https://gkml.samr.gov.cn/nsjg/ggjgs/202305/t20230504_354998.html