2024年12月13日、国家衛生健康委員会に所属する食品安全基準・試験評価部門は、ツバキ培養物等11種の“三新食品”を発表した。
一、新食品原料
ツバキ培養物は、ツバキ科の植物であるツバキ(Camellia petelotii (Merrill) Sealy)の葉を用いて、消毒、カルス誘導、培養、採取、乾燥、粉砕等の工程を経て作られる。
二、食品添加剂新品種
(一)グルコアミラーゼ
黒色アスペルギルス由来のグルコアミラーゼは、食品業界向けの新しい酵素製剤として応用されている。
(三)リパーゼ
コマガタエラ・ファフィ由来のリパーゼは、食品業界向けの新しい酵素製剤として応用されている。米国食品医薬品局、欧州委員会、日本の厚生労働省などは、食品産業向けの酵素製剤としての使用を許可している。
(四)4-ヒドロキシ-2,5-ジメチル-3(2H)フラノン
4-ヒドロキシ-2,5-ジメチル-3(2H)フラノンは新しい食品香料の品種として応用されている。
(五)2’-フコシルラクトース
2’-フコシルラクトースは、新しい食品栄養強化剤として応用されている。
(六)シクラミン酸ナトリウム(サイクラミン酸塩とも呼ばれる)
シクロヘキシルスルファミン酸ナトリウム(シクラミン酸塩としても知られる)は、甘味料として「国家食品安全基準 – 食品添加物の使用基準」(GB 2760)に含まれており、フローズンドリンク、ジャム、パン、ペストリー、飲料、ゼリー、その他の食品カテゴリーで利用範囲が広がっている。
(七)ステビオール配糖体
ステビオール配糖体は甘味料として「国家食品安全基準 – 食品添加物の使用基準」(GB 2760)に含まれており、調製乳、フレーバー発酵乳、漬物、ペストリーなどの食品での使用が許可されている。今回は利用範囲が拡大した。
(八)(6S)-5-メチルテトラヒドロ葉酸、グルコサミン塩
栄養素としての葉酸は、「国家食品安全基準妊婦及び授乳中の母親のための栄養補助食品」(GB 31601)において、妊婦及び授乳中の母親のための栄養補助食品に必須の成分として規定されている。今回は利用範囲が拡大した。
三、食品接触材料
(一)1,3,5-トリメチル-2,4,6-トリス(3,5-ジ-tert-ブチル-4-ヒドロキシベンジル)ベンゼン
本物質は室温で白色の粉末であり、水に不溶である。今回は利用範囲が拡大した。
(二)ポリ-3-ヒドロキシ酪酸-3-ヒドロキシカプロン酸
本物質は室温で白色の粉末であり、水に不溶である。食品接触材料・製品向けの樹脂の新品種である。
添付 ⒈ツバキ培養物新食品原料
⒉グルコアミラーゼなど8種類の食品添加剂新品種
⒊食品関連商品の新商品2種
上記添付資料の和訳についてご興味がございましたら、 info@crdb.jpまでご連絡ください。
原本確認👇
http://www.nhc.gov.cn/sps/s7892/202412/c8baf921bd574b95935fed93dfa5f1d0.shtml