化粧品安全技術規範に5つ試験方法追加来年3月実施

公示日（改定日）：2025/08/29　

投稿日　：2025年8月29日

2025年8月29日、中国国家薬品監督管理局は「牛角膜濁度及び透過性試験法」、「体外皮膚アレルギー動的直接ペプチド反応試験法」、「体外皮膚吸収試験法」、「免疫毒性試験法」、及び「口腔粘膜刺激性試験法」の5つの試験方法が中国国家薬品監督管理局の標準化技術委員会主任会議の審査と承認を受け、「化粧品安全技術規範（2015年版）」の該当章に掲載され、2026年3月1日から施行されることを発表した。

5つの試験方法の適用範囲は以下の通りである。

(1)牛角膜濁度及び透過性試験法

本方法は、化粧品に使用される化学原料の潜在的かつ不可逆的な眼損傷及び非刺激性の評価に適用できる。単一成分物質、複数成分物質、及び既知かつ明確な成分と含有量を持つ混合物に適用できる。

(2)皮膚アレルギー動的直接ペプチド反応試験法

本試験法は、動的直接ペプチド反応試験法の基本原理、試験方法、及び技術的要件を規定している。

本試験法は、化粧品に使用される化学原料の皮膚感作性を評価するために用いられる。単一成分物質、複数成分物質、及び既知の成分と濃度の混合物に適用可能である。

(3)体外皮膚吸収試験法

本方法は、皮膚吸収試験の基本的な要件及び方法を規定する。

本方法は、単一成分の化粧品化学原料に適用できる。

(4)免疫毒性試験法

本方法は、動物を用いた免疫毒性試験の基本原理、要件及び方法を規定する。

本方法は、化粧品原料の免疫毒性試験に適用できる。