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AQSIQより中国越境EC小売り輸入通関シート政策の説明を公開

投稿日 :2016年5月17日

5月15日の日付でAQSIQ(中国国家品質監督検験検疫総局)より、中国越境EC新通関手続き及び通関シートに関して、「国家品質監督検験検疫総局越境EC小売り輸入通関シート政策の説明」(以下は「説明」と略称する)を公布した。

今年4月8日に、中国財政省、海関総署と国家税務総局が合同で「越境EC小売り輸入税収政策の通知」(本CRDB4月12日掲載)を出してから、2年前より実施してきた中国越境EC小売り輸入品の適用する関税である「行郵税(ぎょうゆうぜい)」※がほぼ廃止されて、通常貿易の商品と同じように関税、増値税や消費税などにも課税することになった。

今回の「説明」は、実際盛んになったばかりの中国越境ECの小売り輸入に対し、通関手続きも通常貿易と同様に通関シートの発行が不可欠とされるわけ。以前の越境EC輸入商品通関は相対的に簡単だったが、現在は複雑になっている。

同「説明」には新政策により通関シートの発行や、管理に相応する便利な措置をとり、越境EC商品の通関効率を高めたと書かれている。

※行郵税(ぎょうゆうぜい)

荷物と郵便物輸入税の略称で、入国旅客の荷物と個人郵便物に対して 税関が徴収する輸入税、税率は商品カテゴリーに応じて購入金額の10~50%。

添付

「国家品質監督検験検疫総局越境EC小売り輸入通関シート政策の説明」の全文和訳