2025年3月19日、中国共産党中央委員会弁公庁と国務院弁公庁は「食品安全チェーン全体の監督のさらなる強化に関する意見」(以下、「意見」という)を発表し、各地域・各部門に対し、それぞれの実情を踏まえて誠実に実施するよう求める通知を出した。
「意見」は、農地から食卓までの食品安全チェーン全体における調整不足という現在の問題に対処するため、8つの具体的な規制措置を提示している。これらの措置は、食用農産物、食品生産・営業許可、保管、輸送、郵送・配送、新しい形態のオンライン食品販売、ケータリングサービス、輸入食品など、多くの重要な部分をカバーし、食品安全の全プロセスと全ライフサイクルの監督をさらに強化し、緊密で強固な食品安全責任ネットワークを構築する。
主な内容:
食品貯蔵監督面では、貯蔵プロセス全体の記録システムを実施し、貯蔵受託者に対する食品安全保証能力審査メカニズムを確立し、貯蔵の受渡しと倉庫の出荷リンクを厳格に管理する。食品輸送監督面では、法律に基づいてバルク液体食品輸送承認システムを確立し、重要な品種の目録を作成する。
新しい形態のオンライン食品販売に対する監督面では、ライブ販売、専用プラットフォームの電子商取引、コミュニティグループ購入などの新しい形態のオンライン食品販売に対するガバナンス要件が明確化され、オンライン取引プラットフォーム、アンカーとそのサービス機関、広告活動参加者、食品生産者と運営者を含む各当事者の責任が強化された。
越境電子商取引小売輸入食品の監督面では、ネガティブリスト制度を確立し、リコール責任を明確にし、リコール監督を強化する。
「意見」はまた、各地域と関係部門が食品安全を重視し、組織的指導を強化し、実情を踏まえて実施すべきだと強調した。国務院食品安全委員会とその事務局は、総合的な調整と指導の役割を十分に果たし、食品安全分野における技術資源を統合し、最適化する必要がある。関連するすべての部門は、それぞれの責任を引き受け、効果的に調整して、食品安全チェーン全体と各監視リンクが有機的につながり、責任が完全に実行されるようにする必要がある。
添付:中共中央弁公庁国務院弁公庁の食品安全チェーンの全体監督管理の更なる強化に関する意見
原本確認👇
https://www.gov.cn/zhengce/202503/content_7014542.htm?slb=true