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中国SAMRより、 企業特殊食品安全管理人員監督抜き取り検査審査指南と大綱が発表

投稿日 :2024年1月30日

2024年1月30日、中国市場監督管理総局(SAMR)は、『企業食品安全管理人員監督抜き取り検査審査指南』(以下『指南』と略称)と『企業食品安全管理人員監督抜き取り検査審査大綱』(以下『大綱』と略称)を発表し、特殊食品生産営業企業の食品安全管理人員がどのような内容を把握すべきか、どのように抜き取り検査審査を実施すべきかについて明確にした。「指針」と「大綱」は2024年3月1日から施行される。

『指南』に基づき、特殊食品安全管理者は、専門部分の内容を把握するだけでなく、食品安全の法律法規・規則、食品基準とサンプリング検査、食品安全リスクの予防・抑制などの公共部分の内容も把握しなければならない。監督・抜き取り試験業務は単独で行うことができるほか、食品生産営業許可審査、監督検査、リスク調査などの業務と結合して行うこともできる。監督・抜き取り試験はオンライン・オフライン方式を採用し、集中試験で実施することも、現場で別々に実施することもできる。

『指南』は、地方市場監督管理部門が情報化手段を採用してオンライン監督・抜き取り試験を展開することを奨励する。市場監督管理総局特殊食品司が開発した特殊食品生産営業者の食品安全管理人員の抜き取り検査・審査ミニプログラムは、『指南』と『大綱』に基づき、速やかに規則と問題バンクを更新し、引き続き各地の市場監督管理部門が選択・使用できるようにする。

属地管理等級の規定に基づき、特殊食品生産企業と大型特殊食品販売企業はA級主体に属し、中型特殊食品販売企業はB級主体に属する。「指南」は、A級、B級主体の企業食品安全管理者の審査合格点ラインを90点とし、相応の点数ラインに達していない場合は不合格と規定している。また、企業の食品安全管理者が正当な理由なく試験を欠席し、または試験会場の規律に違反した場合も不合格と見なす。不合格の企業は、県級以上の地方市場監督管理部門が直ちに措置を講じて改善するよう督促する。

『大綱』の特殊食品章の部分では、特殊食品生産企業の主要責任者、食品安全総監、食品安全員に対して、特殊食品営業企業の主要責任者、食品安全総監、食品安全員に対して、それぞれ審査要求を明確にしている。

『大綱』の要求によると、特殊食品生産企業の主要責任者は、特殊食品生産に関連する食品安全の法律法規・規則と基準の重要規定を把握し、特殊食品生産企業の主体責任制の規定、主要責任者の職位職責の要求、及びリスク防止・抑制に基づく動態管理メカニズムと月間調整などの関連要求を実行しなければならない。また、生産過程の重要なリスクポイントとコントロール措置、自企業の食品安全管理制度を熟知し、当企業に関連する法的責任や罰則、食品安全の基礎知識などの内容を理解する必要がある。

特殊食品営業企業の主要責任者は、特殊食品営業に関連する食品安全の法律法規・規則と基準の重要規定を把握し、特殊食品営業企業の主体責任制の規定、主要責任者の職位職責の要求、及びリスク防止・抑制に基づく動態管理メカニズムと月間調整などの関連要求を実行しなければならない。また、本企業が営業する特殊食品の登録届出状況、特殊食品の特殊販売要求、及び仕入れ・販売・ラベルと説明書・広告審査・貯蔵・輸送などの営業過程の重要なリスクポイントとコントロール措置を熟知していること、特殊食品登録届出制度、特殊食品広告審査、健康食品原料目録及び機能目録管理等、当該企業の特殊食品営業に関連する食品安全の基礎知識を理解することが必要である。

また、「大綱」は特殊食品生産営業企業の食品安全総監、食品安全員に対して職責職位の違いに応じて、科学的で的を絞った審査要求を行い、「毎日の管理・コントロール、週次調査、月単位の調整」を終始徹底することを求めている。

 

附属書1企業食品安全管理人員監督抜き取り検査考査ガイドライン

附属書2企業の食品安全管理者の監督抜き取り検査審査要綱

上記添付資料の和訳についてご興味がございましたら、 info@crdb.jpまでご連絡ください。

 

原本確認👇

https://www.samr.gov.cn/zw/zfxxgk/fdzdgknr/spscs/art/2024/art_72780ab154ae4bfcae5b1efcce1eff.html