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10月から電線・ケーブル及び防爆電気製品の品質安全監督が強化

投稿日 :2020年9月30日

2020年10月から11月中旬にかけて、市場監督総局は、電線・ケーブル及び防爆電気製品の品質安全監督を徹底する特別措置を全国で実施すると決定した。 関連する通知は以下のとおりである。

一、問題や監査の焦点を明確にする。

(1)主要製品:近年の製品品質監督のスポットチェックと製品品質安全リスクモニタリング結果に基づき、架橋ポリエチレン絶縁難燃性低電圧電力ケーブル(ハロゲンフリー低煙タイプを含む)、および光源がLEDである防爆ランプを重点チェック製品とする。

(2) 重点エリア: 市場監督部門は、所在地域の電線・ケーブル、防爆電気産業集積エリア、及び、販売・流通集中エリアを重点監査エリアとする。

(3) 問題に焦点を当て: 電線・ケーブル(架橋ポリエチレン絶縁難燃性低圧電力ケーブル)は、難燃性低煙性、ハロゲンフリー、架橋工程が実施できているかなどの問題に監査の重点を置き、防爆電気製品(光源がLEDの防爆照明器具)は、防爆結合面パラメータ、耐衝撃試験指標が基準を満たす状況かに焦点を当てている。

(4) 重点監査企業:過去5年間、国または地方の監督とスポットチェックの結果が不合格であったり、品質違反や消費者からの苦情あった製造企業は今回の監査重点対象とする。

(5) 主な措置:地方市場監督部門は、上記の主要製品について、生産企業の現場への監督・検査を実施する。企業は、発見された問題について効果的な対策を講じ、特別措置を推進する。

二、効果的な対策を講じ、特別措置を推進する。

(1) 電線およびケーブルに関する特別措置。

性能面、製造工程などの監査以外、加工契約と受託加工数とが一致しているかどうかを確認し、必要に応じて委託単位に遡及することができるようにすること。

不合格な企業の整頓措置としては、適格サプライヤー評価システムを構築してしっかりした原材料調達品質管理、生産規模と一致する温水(蒸気)架橋設備、製品の工場検査の強化、製品の各バッチは、絶縁熱拡張試験を実施することなど。

(2) 防爆電気の特別整頓。

性能面、製造工程、品質管理工程などの監査、GB基準に適合しているかの検査。

不合格な企業の整頓措置としては、適格サプライヤー評価システムを構築してしっかりした原材料調達品質管理、生産規模と一致する機械加工設備の数量と精密度、製品の工場検査の強化など。

三、法執行の強化、法律違反行為を厳しく取り締まる。

市場監督部門は、今回の特別監査で発見された品質違反を調査・処罰する。偽造品や劣った製品の製造・販売、または、生産許可や強制認証証明書のない製造企業の製造などの違法行為を厳しく取り締まり、犯罪が疑われる場合は司法当局に移送する。重大な違反をした企業については、法律に従って地方自治体に報告すること。

市場監督部門は、政治のポジションをさらに強化し、責任を明確にし、現地の実情に即した是正作業を行い、すべての作業が確実かつ徹底に行われる必要がある。 良い慣行をタイムリーに要約し、経験の交換を強化し、11月15日までにこの特別監査を完了し、報告書の形で総局の品質監督部門にフィードバックする必要がある。

原文確認

http://gkml.samr.gov.cn/nsjg/zljdj/202009/t20200930_322132.html