2020年5月12日、国家市場監督管理総局と国家規格化管理委員会は合同で、工業情報化部により制定されたGB 18384-2020「電気自動車安全要求」、GB 38032-2020「電気バス安全要求」、及び、GB 38031-2020「電気自動車用動力蓄電池安全要求」を公開した。
「電気自動車安全要求」により、主に電気自動車の電気安全と機能安全を規定された。例えば、運転士と乗客に安全注意を喚起するように、電池システムの熱感知器のアラーム情報要求を追加し、車両の正常運航、及び、水没する際の安全リスク軽減のために車両全体の防水、絶縁抵抗と監視の要求を強化し、試験検測の精度を向上するために絶縁抵抗及び容量性カップリングの試験方法を最適化するなど様々な安全要求を規定した。
電気バスは、多乗客、大容量の電池及び大駆動力などの特徴があるので、「電気バス安全要求」により、電池箱の衝突、充電システム及び車両の防水に関する試験の条件と要求を厳しく規定した。また、電気バスの火災防護能力を高めるために、高圧部品の難燃性及び電池システム最小管理ユニットの熱暴走に対しての検測要求を規定された。
「電気自動車動力蓄電池安全要求」により、主に、電池システムの熱安全、機械安全、電気安全及び機能安全に関する要求を強化した。試験の項目は、システム温度拡散試験、外部火災試験、機械的衝撃試験、衝突試験、湿熱サイクル試験などで構成される。特に、バッテリーシステムの温度拡散試験で、熱暴走を発生する際に、乗員が安全な避難時間を確保できるようにするため、バッテリーセルシステムが5分間内に発火又は爆発しないことが要求された。
中国電気自動車領域での最初の国家規格である上記の3つの規格は、2021年1月1日より、実施する。
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