2021年6月9日、国家市場監督管理総局のホームページで、「日産（中国）投資有限公司がインフィニティQX30の一部輸入自動車をリコールする。」とのリコール計画が掲載された。「欠陥自動車製品リコール管理条例」及び「欠陥自動車製品リコール管理条例実施弁法」の要求に従って、日産（中国）投資有限公司は国家市場監督管理総局にリコール計画を提出した。2021年7月30日より、2016年12月20日から2017年2月15日までの間で生産されたインフィニティQX30の一部輸入自動車、計484台をリコールする。

　今回リコールされた自動車は、サプライヤーの生産設備の偏差によって、舵取軸のフック継手上で軸を固定する孔のサイズが大きくなり、軸と孔との間に隙間が生じたものである。車両を長時間使用すると、その隙間が大きくなることによって、車両方向変更の際に、異音または不正確な方向変更を引き起こしてしまう。上述の異常を軽視して、長時間車両を使用した場合、極端な状況では十字軸がヨークから脱落して、舵軸の機能が失われ、車両の正常な方向変更ができなくなり、車両追突事故の発生リスクが大きくなることによって、安全上のリスクがあることが判明した。

　日産（中国）投資有限公司は、東風インフィニティ汽車有限公司を通じて、リコール車両の舵軸を無料で交換して、安全上の問題を回避する。

　応急的な処置・措置：リコール・メンテナンスの前に、ユーザーは運転に注意し、異音を聞こえたり、または正確に方向を変更できない場合、インフィニティの授権フランチャイザーに連絡して処理することを推奨する。

　日産（中国）投資有限公司は、東風インフィニティ有限公司を経由して、書留郵便、メッセージ、電話などの方式でユーザーに連絡する。ユーザーは、インフィニティ中国公式サイト(www.infiniti.com.cn)またはホットライン400-890-9090に連絡して関連情報を得ることができる。あるいは、次のウェブサイト(dpac.samr.gov.cn、www.recall.org.cn)に登録して、詳細な情報を確認し、また、欠陥を報告することもできる。

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http://www.samr.gov.cn/zw/zh/202106/t20210609_330457.html