AQSIQ(国家品質監督検験検疫総局)は2013年7月15日付けで、三菱自動車販売有限会社(中国)が輸入車の三菱パジェロ・スポーツ(Mitsubishi Pajero Sport、車台番号KH6WGYPYL1C)の一部をリコールすることを発表した。今回のリコール対象車は生産期日によって三つの不具合が発見され、それぞれの不具合状況や原因そして改善措置を発表した。
下記の表はその具体的な内容である。
生産時間 | リコール台数 | 不具合状況及びその原因 | 改善措置の内容 |
2011年8月25日から2012年6月15日 | 2338台 | 運転席の電動いすの背もたれ調整スイッチが使用中(或いは落ちた後、再びセット)、周囲の部品を干渉し、リセットできないまま、パワーシートのモーターが通電され続け、加熱し、モーター周辺のパーツを溶かし燃やす恐れがあり、セキュリティ上のリスクがある。 | 改良された背もたれ調節スイッチに変更、電動いすのモーターの状況及び外観を確認し、異常がある電動椅子調節器をチェンジする |
2011年10月1日から2011年10月18日 | 51台 | 部品の製造誤差が原因で、前伝動軸のスリーブと短軸のシャフトの位置がずれている。車両の運行中、加速、減速及び路面の抵抗との作用で、溶接部の断裂が発生する可能性があり、セキュリティ上のリスクがある。 | 溶接位置のずれを確認する。ずれがあった場合、フロントドライブシャフトを交換する。 |
2011年8月24日から2012年6月7日 | 2678台 | フロントロアアームブッシュとスイングアームプレートの溶接が不良。車両移動中、路面からの振動抵抗により、フロントロアアームリアブッシュの破裂をもたらし、操作の不安定を引き起こし、運転できなくなる恐れがあり、セキュリティ上のリスクがある。 | 三菱正規ディーラーで検査し、溶接不良の場合、フロントロアアームを交換する。 |