中国規制データバンク

AQSIQより輸入消費品品質安全情報が公布された

投稿日 :2016年5月24日

2016年5月17日、中国国家品質監督検験検疫総局(AQSIQ)は記者会見を開催し、2015年輸入した車のチャイルドシート、衣服、食品接触製品、使い捨て衛生用品など輸入消費品の品質監督管理統計のデータと品質安全情報を公開した。

そのうち、全国の検験検疫機構は2015年輸入した10.8万ロットの食品接触製品に対する現場検査を実施し、8331ロットの不合格品を検出した。不合格率は7.71%だった。主な不合格の原因は標識ラベル、安全衛生項目及び他の項目検査不合格だ。標識不合格は主に中国語のラベルがない、或いは標識ラベルの内容が規定に適合しない。安全衛生項目の不合格原因は主にセラミック製品の亜鉛、カドミウム溶量が基準を超えたこと、蒸発残留物及びアクリロニトリルモノマーの規準を超えたこと、金属製品の重金属浸出、メッキ部分の蒸発残留物が基準を超えたことなど挙げられる。

また輸入した使い捨て衛生用品は四分の一弱の製品は不合格である。主な不合格理由は以下のようである。①中国語ラベルがない、中国語標識が国家標準の要求に適合しない。②製品の微生物指標は国家標準規定に適合しない。③製品の包装が破壊され、製品が汚染された。或いは包装が要求に適合しない。④製品に有機認証の標識があるが、認証証明や無毒理学報告書がないなどの問題。

安全衛生環境保護項目に合格しない上記のような食品接触製品や使い捨て衛生用品は法に準じて返送、廃棄された。