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生態環境部 より「中国現有化学物質目録」の増補完備作業に関する通知

投稿日 :2019年7月3日

  新化学物質環境管理弁法」(環境保護部第7号令、下記「弁法」と略称)を徹底的実施し、「中国現有化学物質目録」(下記「目録」と略称)を更に完備するため、生態環境部は「目録」の増補作業をし始めた。増補範囲は2013年10月15日以前に中国域内に製造又は輸入され、「中国現有化学物質目録」に収載されていない化学物質となる。「弁法」による申告が免除されている物質は除外である。

  2013年に環境保護部(現在は生態環境部)は「中国現有化学物質目録(2013版)」を公布した。同目録には、1992年1月1日から2003年10月15日まで中国国内で製造、加工、販売、使用または輸入された45,612種類の既存化学物質を収録した。その後、環境保護部(現在は生態環境部)は「「中国現有化学物質目録」の増補を3回行い、「弁法」に基づき登録され、且つ一定の条件を満たした総計104種類の新規化学物質を「中国現有化学物質目録」に追加した。現時点では、「中国現有化学物質目録」に45,716種類の化学物質が収録されている。「弁法」により、「中国現有化学物質目録」に記載されていない新規化学物質については、製造又は輸入する前に申告しなければならないと規定している。

  生態環境部「「中国現有化学物質目録」の増補完備業務に関する通知」に基づき、「中国現有化学物質目録」の増補作業の再度展開を決定した。2019年9月30日まで、適用物質の製造、輸入、使用企業や関連の業界協会、及びその他の関連部門により、物質増補申請表及び関連証明書類を提出することができるという。