中国規制データバンク

化粧品の生産販売などの違法行為取り締まりの厳格化

投稿日 :2021年10月22日

 2021年10月22日、国家薬品監督管理局は、「国家化粧品監督抜取検査中の不合格化粧品への監督精査と処理更に進めるに関する国家薬品監督管理司の通知」(薬監総粧〔2021〕91号)を公布した。2021年度の国家化粧品監督抜取検査中に、より一層不合格化粧品の検証処罰を厳格化するため、以下の通り詳しく要求した。

 ①  不合格製品の立入検査の強化

 不合格製品のラベルに記載される化粧品登録者、備案者、受託生産業者、境内責任者の所在地の薬品監督管理局は、上述の企業に立入検査をして、不合格製品に関わる原料の調達、使用、生産記録、封印サンプル、販売記録などを重点的に調査する。

  検査によって、該当の不合格製品は被調査企業が生産または輸入した製品である場合、自己検査を行って、原因を究明し、かつ安全リスクを回避すべく企業を指導しなければならない。

 ➁不合格製品のトレーサビリティへの調査を強化

 不合格製品の販売者の所在地の薬品監督管理局は、立入検査を行い、不合格製品の流通経路を徹底調査する。

 ③  不合格製品の生産経営者の処罰の強化

 入荷検収記録などの義務を履行していない、入荷検収記録を提供できない化粧品販売者に対して、薬品監督管理部門は、化粧品監督管理条例第68条の規定により行政処罰を免除してはならない。化粧品登録者、備案者、受託生産業者は、不合格製品が自己生産または輸入したこと認めない場合、それが虚偽の情報を提供することまたは真実を隠すことであることが検証された場合、薬品監督管理部門は、状況が深刻なときは、法律に従って厳しく罰せられるものとする。

 2021年10月から2022年10月まで一年間の「オンライン調査・オフライン査察」の実施により、未登録・未備案の化粧品、ラベル上の違法宣伝のある化粧品、品質安全リスクのある化粧品を重点的に監督調査している。今後、国家薬品監督管理局は、化粧品に関する違法行為を発見した場合には、厳しく処罰する見込みである。

 

原文確認👇

https://www.nmpa.gov.cn/xxgk/fgwj/gzwj/gzwjhzhp/20211022154610128.html