2024年4月30日に、中国国家食品医薬品監督管理研究所は、「国際権威化粧品安全性評価データ索引」(現在は「国際化粧品安全性評価データ索引」に改称、以下「国際索引」という)と「化粧品原料使用情報」(以下「原材料情報」という)を発表し、企業が既存の原材料安全性データを収集活用し、原材料安全性評価コストを削減できるよう指導しました。 「原材料情報」は2025年2月9日に更新されました。国家薬品監督管理局と中検院が開催した交流作業における「原材料情報」の更新に関する意見募集と業界からのフィードバックに基づき、中検院(中国食品薬品検定研究院)は「国際索引」に収録されている原材料のうち、評価結論が出ていない、または使用条件が制限されている原材料を選別し、中国で登録・申請済みの化粧品における使用状況と合わせて、「<国際化粧品安全性評価データ索引>収録原材料使用情報」(以下、「<国際索引>原材料情報」という)を策定し、化粧品原料の参考データをさらに充実させました。
「<国際索引>原材料情報」には、999種類の原材料について2,879件の使用情報が掲載されています。これらの原料は、「国際索引」に含まれる3,651の原料のうち、評価結論が出ていないか、使用条件が制限されており、中国で登録・申請されている化粧品に頻繁に使用されている原料の一部です。 「<国際索引>原材料情報」と「原材料情報」は、中国で登録・申請された化粧品の原材料使用情報を客観的に収集したもので、化粧品の安全性評価の参考になります。両者の参照原則は一貫しています。
「<国際索引>原材料情報」は、中国で登録・備案された化粧品に使用されているが、「化粧品の安全性に関する技術仕様」には含まれていない原材料の使用に関する情報を客観的に収集したものです。記載されている原材料の安全性に関する体系的な評価は実施されていません。化粧品の登録者および備案者は、関連する原材料情報を利用する際に、関連する国の法律や法規制、強制的な国家基準や技術仕様を遵守し、化粧品の安全性評価を実施する必要があります。
「<国際索引>原材料情報」に記載されている原材料使用量は、化粧品の安全性評価の参考になります。化粧品登録者及び記録者は、製品の使用方法や作用部位等に基づいてデータの適用性を評価し、原料使用量等を正しく使用する必要があります。 「<国際索引>原材料情報」に含まれる原材料に対して新たな安全性評価結論が発表された場合、化粧品登録者および記録者は、データの科学性、合理性、科学、公平性、事例分析の原則に基づいて、原材料評価の基礎となるデータの種類を選択する必要があります。
添付1:国際化粧品安全性評価データ索引に含まれる原材料使用情報の一部
原本確認👇
https://www.nifdc.org.cn/nifdc/bshff/hzhpbzh/hzhpbzhtzgg/202504100943531515755.html